About leather

革という天然素材について

 私は革が大好きです。
革はなめし方や種類、製作方法によって驚くほど様々なカタチや硬さに変化してくれます。アジと言われる経年変化は合皮や生地にはない革特有のものです。そして他では得られない
高級感があります。身につける事で少し自分に自信がつくというか、気分を上げてくれます。

 合皮とよばれる合成樹脂はポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂を使っているそうです。最近では「フェイクレザー」「地球に優しい」と言われるようですが、自然にかえらないという点、そして耐久年数が短いという特徴があります。しばらくするとポロポロと表面が剥がれてきたりしますね。これは皆さんが実際に経験してきたことではないでしょうか。そんな想いから当店では合皮は使いません。

 革はエコでないと言われがちですが、食用の副産物である皮がもし廃棄されるようになると地球規模で大変な問題になると思います。

 私たちにできることは生きていたものだからこそ、手間はかかっても余すところなく、できるだけ端まで作品として昇華させ、大切に使い切ることだと思います。そしてお客様にはできるだけ永くお使いいただきたい。そんな想いからメンテナンスにも力を入れております。後日メンテナンスのページを作りますね。

天然の素材だからこその表情を大切に

 革は天然素材であるため、傷やシワなど1枚の中でも使えない部分は毎回とても多いです。生地や合皮のように表情も厚みも均一ではないので、効率はとても悪いです。

伸び方やしわのいき方も部位によって繊維の向きは様々で全てを同じようには製作できません。でもそれこそが天然素材の革なのだと思います。

私たちは細心の注意を払いながらも、小さな傷や革本来の表情全てを取り除くことはせず、そんな革ならではの表情も革の持ち味と理解して、生かしながら自分たちのベストを尽くして作品作りに向き合っております。そんな天然素材ならではの表情をお楽しみいただければ幸いです。

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